人間が求めるもの

私たち人間が求めるものは何でしょうか。私たちはいつも何か求めて生きているのは確かです。それが幸せであれ哲学的な真理であれ科学的な真理であれ、とにかく何か求めないといられない存在なのです。なぜでしょうか。

私たちは永遠なる神によって創造されました。神は私たちの創造主でありデザイナーです。私たちが奥深くもっているDNAに神のデザインがあるのです。だから、私たちは、(たとえ信じていなくても)苦しい時に「神様・・・お願いします」と思わず言ってしまうことがあるのです。神社でお参りをしても「幸せになりたい」と心から願うのです。これは人間がもつ「心の叫び」です。幸せ、真理を求める心の叫びです。でも私たち人間は、この心の叫びを創造主なる神に向けず、自分の力で何とかものにしようとしてしまいました。

確かに私たちに人間は誰でも幸せになりたいと思いますが、幸せの尺度は人それぞれ違います。幸せの定義についても人それぞれ自分の考えをもっているでしょう。また幸せになるための手段、方法が違います。ある人はお金さえあれば幸せと考えるでしょう。人生、楽しければ何をやってもいい、そのためには他の人を多少傷つけるようなことあっても仕方がないし、それが人生の現実だと考える人もいるかもしれません。しかし、ここで180度、発想の転換をしてキリストの言葉を聞いてみましょう。

5:1 この群衆を見て、イエスは山に登り、おすわりになると、弟子たちがみもとに来た。
5:2 そこで、イエスは口を開き、彼らに教えて、言われた。5:3 「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。5:4 悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。5:5 柔和な者は幸いです。その人たちは地を受け継ぐから。5:6 義に飢え渇く者は幸いです。その人たちは満ち足りるから。5:7 あわれみ深い者は幸いです。その人たちはあわれみを受けるから。5:8 心のきよい者は幸いです。その人たちは神を見るから。5:9 平和をつくる者は幸いです。その人たちは神の子どもと呼ばれるから。5:10 義のために迫害されている者は幸いです。天の御国はその人たちのものだから。5:11 わたしのために人々があなたがたをののしり、迫害し、ありもしないことで悪口を浴びせるとき、あなたがたは幸いです。5:12 喜びなさい。喜びおどりなさい。天ではあなたがたの報いは大きいから。あなたがたより前にいた預言者たちを、人々はそのように迫害したのです。(マタイ5章1節ー12節)

人間が求めるもの

幸せの基準、定義が違います。幸せは自分で勝ち取るものではなく、神によって与えられるものです。何か素晴らしい事を成就した、たとえばオリンピックで金メダルを勝ち取ったからと言って幸せになるとは限りません。逆にさらなる活躍を求められその金メダルが心の重荷になってしまい苦しむ人もいるかもしれません。宝くじに当たったからと言って幸せになれるでしょうか。その大金がアダとなって人生を破壊してしまう人々が世界中にいます。

幸せは、健全な心の持ち方から始まるのです。そのような心を持っている人たちを、神は祝福してくださるとキリストは教えています。たとえば、「心の貧しい人」とはどのような人でしょうか。心が卑しい人という意味ではありません。自分を卑下してダメな人間だと考えているような人ではないです。むしろ、このような人の心は神に向けられるのです。創造主なる神の前では何も誇れるものなどないことを知っている人です。自分の努力によってやり遂げたことであっても、おごり高ぶることなく、むしろ謙虚に感謝の気持ちを持つような人です。そのような人たちを神は祝福すると教えられています。

またキリストは次のようにも言っています。

6:19 自分の宝を地上にたくわえるのはやめなさい。そこでは虫とさびで、きず物になり、また盗人が穴をあけて盗みます。6:20 自分の宝は、天にたくわえなさい。そこでは、虫もさびもつかず、盗人が穴をあけて盗むこともありません。6:21 あなたの宝のあるところに、あなたの心もあるからです。(新改訳聖書 マタイ6章19節ー21節)

私たち人間が求めるべきものは、この世の宝ではないはずです。お金がどれほど私たちを幸せにするかを知っていても、同時に同じお金が不幸をもたらすことを、私たちは知っています。本当の宝は天にあるのです。そして、この世で私たちが得る大切なものも神の恵みであり、天から来ていると聖書は教えています。だからこそ、逆に私たちはこの世で生きている間、天に宝を罪なさいと教えられていると思います。

神がいらっしゃる天は、私たち人間の忘れられた故郷です。私たちが忘れかけている故郷、つまり天の神に立ち返ることこそ、私たち人間の本分ではないかと私は思います。

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